ヒーローになりたい。
長い時間、暗い道を迷いながら歩いていたような気がします。 自分はなぜSTAGEに立つのか。なぜ唄い続けるのか。ゆっくりと考えてみました。
ある時、何気なく見ていたTV番組の中にヒーローがいた。
内容は、重い病気と戦う少女が、あるミュージシャンの生き様に勇気を感じ、 未来を夢見て力強く生きている、といったドキュメント番組。
僕も、先の少女ほどではないけど、つらいことがあったとき、失恋したとき、 その時その時で必ず自分を励ましてくれる唄がありました。
僕にそんな力があるかはわからない。 でもたった一人でもいいから、僕の唄を必要としてくれる人がいれば、どんなに苦しくても唄い続けよう。 その一人のためにヒーローになろう。
STAGEで、息が苦しくて視界もかすんでいく中でいつも僕に力をくれるのは 楽しそうなみんなの笑顔です。 偽善でもなんでもない。そんな笑顔が見れる時間が僕にとっての最高の幸せ。 その時間を作れるならば、僕はヒーローにもなるし、どんな汚れも喜んで表現しよう。
Foolishといっしょに作っていく空間があなたにとって必要ならば、またあの場所で会いましょう。
僕はまたひとつ”武器”を手に入れて待っています。
TAKU
|
2003年8月27日(水)
No.3
|
|